せっかくジャズを聴くなら、やっぱりアナログレコードで聴きたいですよね。
ぼくも40歳になってジャズを好きになった時、どうせならレコードで聴きたいなあと思いました。
でもレコードって敷居が高そうじゃないですか?うかつに素人が手を出してはいけない雰囲気、ありますよね。
ぼくも最初は「本当にレコードに手を出していいんだろうか?」「おとなしくCDで買い集めていくほうがいいんじゃないだろうか?」と、ちょっとビビっていました。
でも、実際はじめてみるとなんら難しいことはありませんでした。
ただ奥は相当深いので、こだわりだすとキリが無い世界ではあります。まあそれはどんな趣味にも言えることですけどね。
はじめから知識を詰め込む必用は全然ないし、頭でっかちになってレコードデビューを躊躇するなんてモッタイナイ!
アナログレコードはいつでも気軽にはじめられる、初心者にもやさしい世界ですよ。
機材は何を買えばいいのか?
レコードを聴くために必要なものは基本的に
- レコードプレイヤー&針(カートリッジ)
- アンプ
- スピーカー
- スピーカーケーブル
になります。
あ、もうすでに「大変そうだなあ」と思いました?ダイジョブダイジョブ。これらを買って接続するだけですから。
ただ問題は、それぞれにたくさん種類があって、いったいどのメーカーのどの機種を買えばいいのか・・・悩むんですよね。財布とも相談しないといけないし。
そこで、アナログレコードデビューするのにうってつけの機材たちを、トータル10万円以下でご紹介します。
そこで
ちなみにぼくもここで紹介している機材を最初に買って、今もそのまま使い続けています。とても満足しています。
それでは、ひとつづつ紹介していきますね。
レコードプレイヤー&針
DENON DP-300F
DENON DP-300Fは、安くて簡単で音も良い。まさに3拍子そろった初心者向けに最適なレコードプレイヤーです。
ボタンひとつで自動でレコードに針を落としてくれて、再生が終わると針がもとに戻る「フルオート機能付き」だから、仕事をしながらレコードを聴いていても安心です。
しかもカートリッジ(針)が付属しているので、別途購入する必要もありません。
後ほど、カートリッジを交換することも可能です。カートリッジを替えると音が変わるので、それもアナログレコードの醍醐味のひとつなのです。安価なプレイヤーは、カートリッジを交換できない機種もあるので要注意。
DENON DP-300Fに最初から付属しているカートリッジは、立派なものなのでご安心を。十分にアナログの良さを楽しめます。
また、レコードプレイヤーとアンプを接続するケーブルは、本体にはじめからくっついているので、別途ケーブルを買う必用もありません。楽チンです。(※後ほどご紹介する「アンプとスピーカー」をつなぐケーブルは必用です。)
アンプ
DENON PMA-390RE
ぼくがお勧めするアンプは、シンプルなデザインが美しいDENON PMA-390REです。
機能も必要最小限で扱いやすく、音も申し分ありません。自宅で程よい音量でレコードを聴くぶんには十分なパワーも備わっています。
アンプといえばマランツが有名ですが、DENONも負けてはいません。
レコードプレイヤーもDENONだから相性的にもバッチリだし、DENON PMA-390REを買っておけばアンプは安泰です。
スピーカー
Pioneer S-CN301
スピーカーは、安いのに音が良い!とスピーカー業界を揺るがした、パイオニアのブックシェルフ・スピーカーS-CN301をお勧めします。
その実力と評判はネットで検索すればわかります。多くの人が絶賛しています。コストパフォーマンスはピカイチのスピーカーです。
ぼくが購入した頃はあまりの人気で品薄状態となっていて、ヤフオクで新古品を見つけて買いました。
スピーカーってインテリアとしての見た目も大事じゃないですか。S-CN301は全然安っぽくなくて、木目もなかなか綺麗。正面から見た顔もシンプルでカッコイイ。
ジャズを聴く人間として、正直JBLのスピーカーに対する憧れはあります。ジャズと言えばJBL!っていうイメージが強いですから。でもまあ、初心者はまずこのあたりから揃えるのが良いんじゃないでしょうか。
ぼくはこのS-CN301を相当気に入っていて、エイジングで音も馴染んできたし、当面買い換えるつもりはありません。
いつかはJBLのスピーカーを・・・っていう気持ちは正直あるけど、それは子育てがひと段落してからかなあ。
スピーカーケーブル
audio-technica GOLD LINK Fine
最後に、アンプとスピーカーを接続するスピーカーケーブルのご紹介です。
長さはご自身の環境にあわせて選んでください。
あんまり長すぎるとオーディオ周りの配線がゴチャつくので気をつけましょう。ぼくはスピーカーの配置をいろいろ変えられるように、長めの3mにしました。裏でゴチャついてます(笑)。
ケーブルは最初、中の線が覆われている状態なので、先端をカッターでかりかりっと剥いて、中のゴールドの線を出す必要があります。
ゴールドの線を出したら、アンプとスピーカーの接続部にグリグリっとやります。言葉で説明するのがちょっと難しいけど、やってみると案外簡単です。
さて、これで全部揃いました。
アナログレコードを聴く環境は整いました。
あとは好みのレコードを買ってきて、レコードプレイヤーに乗せ、そーっと針を落とすだけです。
思い出すなあ、はじめてレコードを再生した日のことを。
レコードがくるくると旋回してスピーカーから音が聴こえてきた時、心の底から感動したものです。
ぜひその感動を多くの方に味わってもらいたい!
以上、トータル10万円以下で揃うレコードデビューにうってつけの機材紹介でした。